2014年6月2日月曜日

モントルー・バレー・マスターズ、日本第5戦

5-6位を賭けた全日本の相手は強敵ブラジル。結果は3-1でブラジルの勝利。日本のスタメンは今村、高田、小野、平松、藤田、井上そしてリベロの筒井選手とほぼ今回のベストメンバー。最初のセット、サーヴで徹底的にジャッキー選手を狙い、ブラジルに思うような攻撃をさせず、先取。しかしジャッキー選手に代わったナタリー選手の活躍で本来の力を発揮したブラジルがその後のセットを連取し日本を破り5位、日本は6位となった。

優勝は決勝でアメリカを破ったドイツ。経験のある選手構成のドイツは、ほぼ現在のベストメンバーで本大会初優勝となった。一方アメリカは代表チームの中心メンバーに国際大会デビューとなるカレッジの選手を加えたミックスチーム。優勝は逃したが、安定した強さを見せた。そして3位には中国をフルセットで下したロシア。日本同様若手中心のロシアは将来性のある若い選手が活躍した。中国もアメリカ同様、昨年からの代表のメンバーに数名の若手を加えたチーム。ディフェンスに課題を残しながらも、攻撃力の高さが印象的だった。優勝候補のブラジルは、アメリカと同じく代表の中心選手に若手を加えての参加だったが、不本意な結果に終わった。最後に日本。 本来の代表チームと全く異なるラインナップでの参加は今回日本のみ。結果は6位でも、若い選手が世界のバレーを全日本のシステムの中で経験するという有意義な機会だったように思われる。真鍋監督の素晴らしさは、こういった代表経験のないプレイヤーで戦っても、日本の目指すバレーが一貫されていて、それが海外にも通用するということを内外へ主張できているということではないだろうか。又こういったプログラムが、全日本女子の選手層を厚くしているのだろう。

こちらは陽気なドイツ選手達のセレブレーションの続編。

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