2015年7月26日日曜日

接戦でイタリアに敗れる

ワールドグランプリ決勝ラウンド第4戦、日本はイタリアと戦った。結果はフルセットの接戦の末イタリアが勝利。

日本はこれまであまりスタメンで出ていなかった若い選手中心〔内瀬戸、鍋谷、宮下、迫田、島村、山口)でこの試合に挑んだ。昨日中国を破り、勢いに乗っているイタリアは高い打点からスパイクを打ち込み、序盤試合をリードする。しかし、今日の日本は非常に粘り強く、長いラリーの中でミスを誘い、イタリアを苦しめる。結果イタリアは控え選手のほとんどうを起用する総力戦。コート内の雰囲気もこれまでの試合で一番良かったのではないだろうか。第4セット、第5セット、マッチポイントを取りながらも逆転されたのは痛かったが、メンバーチェンジしないで、スタメンの若い選手が試合経験出来たことは大きかったのではないかと思う。負けということにちがいはないのだが、今日の負けは勝機の見えた負けだったのではないだろうか。

そんな中、素晴らしい活躍をしたのは内瀬戸選手。イタリアの高いブロックを巧みにかわし、これまで全く機能していなかったライトポジションを見事にこなしていた。内瀬戸選手の素晴らしいところは、守備から攻撃に入るトランジッションの速さ。ほぼ助走無しでも打てることから、他の選手であればフェイントになるようラリー中のセットを強打に出来る。同時にデフェンス。彼女と宮下選手が入ることによって、日本の守備は遥かによくなると思う。レセプションで’も大きく崩れることが少ない。加えて宮下選手。トスの安定やゲームメイクの仕方にまだまだ改善の余地があるようだが、サーヴ、ブロック、ディフェンス力で今チームの中では間違いなく抜きに出ている選手だと思う。この試合でもブロック5本とエース2本はチームトップの数字だ。現在日本のセッターで海外のチームに対し、これに近い数字を出せる選手はいない。 彼女を世界1のセッターに育てることがメダルへの近道ではないだろうか。そのためにはもっともっと試合に出て国際試合の経験を積んでほしい。

今日の相手は昨日中国に敗れたロシア。頑張れ日本! 


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