2015年5月8日金曜日

世界クラヴ女子バレー、久光セミファイナル進出ならず

世界クラヴ女子バレー3日目、久光製薬はワイルドカード、ロシアのDinamo Krasnodarに3-1 (21-25, 25-21, 25-14, 25-18)で敗れ、残念ながらセミファイナル進出を逃した。
久光はセッターに中大路選手、オプジットに昨日活躍したミハイロビッチ選手のスタメン。第一セット、リードするものの、初戦同様セットの後半、大事なところで集中力を欠き、連続失点を許すDinamoから逆転勝利。今日もミハイロビッチ選手がチームを引っ張り、相手を苦しめる。接戦の末第2セットをDinamoに取り返された後の第3セット、今度は久光の集中力が切れる。後半長岡選手を投入して流れを変えようとするが、結局大差でセットを落し、試合の流れがDinamoへと移る。続く第4セット、長岡選手をオポジットに残し、新鍋選手のポジションにミハイロビッチ選手を起用し攻撃的ライン・ナップで挑むが、Dinamoの勢いを止めることは出来ず、このセットを落とし、敗退となった。 

今日の久光の試合ポイントはセッターにあったように思う。勝ちに行くセットではなく、終始逃げに回ってしまったトスワークで、相手に攻撃を読まれていった印象だった。またトランジッションでのセットが安定せず、崩れた体制でアタックを打つミハイロビッチ選手の姿が印象に残った。最後にいつも思うことだが、日本のミドル・ポジションにいる選手のネット上のボール処理、またダイレクトで帰るボールの処理の甘さが目立った。確実にポイントにつなげる海外のチームとなかなかポイントにできない日本の明らかな違いだと思う。身長の違いもあるが、そんな中でもキッチリ、ポイントにする全日本の宮下選手を見ると、意識の違いのように感じる。 今後ぜひ強化してほしいところだ。 本大会、攻守調子の上がらないShashkova選手をはじめ、特に試合前半レセプションとディフェンスが安定しないDinamo。大いにつけ込むチャンスがあっただけに残念な結果となった。

セミファイナルの試合予定は以下の通り
Eczacibasi VitrA Istanbul v Volero Zurich
Rexona-AdeS Rio de Janeiro v Dinamo Krasnodar


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