2015年7月16日木曜日

アメリカ戦

ワールドグランプリ予選最終ラウンドの香港大会、日本は昨年の世界選手権チャンピオン、アメリカと戦った。結果はアメリカが 3-0 (25-23, 25-22, 26-24) で勝利。

ここまで若手主体のチームで全勝のアメリカは、この大会初めて昨年のベストラインナップに近いスタメンを起用。一方の日本は木村選手に変わり石井選手、セッターに宮下選手、対角に迫田選手で挑んだ。日本は序盤から良い動きを見せ、アメリカにしっかりとついていくが、中盤サーヴレシーヴが乱れ、連続得点を許してしまう。特に第3セット大きくリードしてからの逆転負け。もう少し早いベンチの対応があってもよかったのではと思う。今日のアメリカはミスも多く、かなりモタついていたので、日本がつけ込むチャンスは大いにあった。しかしレセプションに加え、ラリー中のセットが安定しない日本は、せっかく素晴らしいディフェンスが出てもの、なかなかそれを得点につなげることが出来なかった。そんな中良かったのはピンチサーバーとして起用された木村選手。各セット後半の追い上げに大きく貢献していた。途中鍋谷選手と一時交代するが、今日は石井選手も非常に良かった。またこの大会では日本のサーヴがあまり走っていないように見える中、島村選手がのエースがいつも良いところで出ている。

この試合と中国戦を見て感じたのは、レセプションが崩れたときの対策。ただ崩れた選手を変えるだけでなく、レセプションのできる選手を一時的に4人にして、狙われている選手のプレッシャーを軽くするような策があってもいいのではと思う。男子の試合では強いジャンプサーバーのローテーションでそういう策を一時的に取るケースを良く見る。今日の試合のように、アメリカはレセプションが乱れ始めるとシステムが崩れ、もろさを見せるところがある。中国のように崩れた2段を強烈に打ってはこないので、日本がラリー中の攻撃をもっと丁寧に組み立てれば、勝機は十分にある。それにしてもこの試合での両チームのディフェンスは本当に素晴らしかったが、アメリカのエンドコートへのボールや、ブロックタッチ後コード外後方に来るボールの処理は日本も参考にすべきだと思う。 


今日は中国とのリマッチ。頑張れ日本!




0 件のコメント: