2016年6月4日土曜日

カナダ戦


今の全日本が石川、柳田選手無しでどこまで戦えるのか、とても興味深い試合でした。 結果は3-1でカナダが勝利。 第一セット、日本はカナダのレセプションの弱点でもあるホグ選手を交代に追い込み、理想的試合展開でスタートを切りました。 しかしセットを取ったものの、サーヴ力の差(勝負できるサーヴを20点以降入れることができるか)は今日も明らかに出ていました。 セットを取られてからのカナダは、シュミッツ、ペリン選手がチームを引っぱり、実力の差を見せたともいます。

数字を見て見ましょう

      スパイク  サーヴ  ブロック  エラー  ディグ  レセプション  セット

日本    51     3    2    26    25    36      32 


カナダ           62                  1               9              28              21               35                     31 




両チームともミスが多い試合で、ほぼお互いにミスだけで1セット相手チームに与えていることになります。 日本のブロックは言うまでもなく機能してません。 数字上ではアタックとブロックでやられたということになると思います。 アタックの数字は石川選手を欠いた事が影響していると思います。 カナダも決して良い内容ではないと思ったのですが、さすがにオリンピックの望みがかかっていたので、選手を入れ替え全員バレーで挑んでいました。  

この試合の結果、カナダ、中国、オーストラリアによる4位争いが全くわからなくなってきました。 最終戦のカナダ対中国、そしてポーランド対オーストラリアの結果次第になります。 特にすでにオリンピックを決めたポーランドがイラン戦控え選手で臨んで負けているので、この試合どんなラインナップで戦うのかも影響してくると思います。

日本の最後の相手はフランス。 ベストメンバーで戦ってほしいのですが、フランスは控えの選手中心でくる可能性が高いと思います。 その場合、セッターとリベロ以外スターティングメンバーとかなり力の差があると思うので、しっかり勝ちに行ってほしいです。

頑張れ日本!


その他の試合

負けられないオーストラリアは大熱戦の末中国を破りました。 ほぼ互角の内容、オーストラリアが気迫で上回ったように思います。 


すでにオリンピック出場権を得たフランスは控えのメンバーでヴェネズエラと戦い、フルセットの末勝利。
 

ポーランド対イランは3-1でイランが勝利。 ポーランドも控えのメンバー中心での戦い、イランはベストメンバーでオリンピックの切符を勝ち取りました。
 
   

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