2014年8月15日金曜日

全日本対セルビア


ワールドグランプリ予選最終週、日本対セルビア。結果は3-1 (25-17, 10-25, 25-17, 25-19)で日本が勝利。

日本の勝利を素直に喜びたいところだが、試合内容は決して良いとは言いがたいものだった。大会序盤戦の頃と本当に同じチームなのかと思うほど、先週からボロボロのセルビア。この試合も全く覇気がなくミスも多かった。そんなコンディションのチーム、日本はストレートで勝たなければいけない試合だったのではないだろうか。セルビアはサーヴとブロック力のあるチームで、そのエリアでの苦戦は予想されたものの、リベロの筒井選手を含め安定しないレセプションが非常に目立ち、いつも以上に単調な攻撃で、先発となった江畑選手は好調だったものの、その他の選手の攻撃はあまり機能しなかった。今日は宮下選手のセットも少し安定感を欠いていたように見えた。またこの大会日本はフェイントにあまり対応できていないように思う。相手のセッターは2段のフェイントを簡単に日本のコートに落としていた。そして非常に残念だったのは第2セット。どんなに劣勢になっても、ああいうセットの取られ方は世界トップレベルのチームにあってはならないことだと思う。以前の全日本には絶対になかったことだ。次のセットで見事に気持ちの切り替えが出来ていたことは良かったが、戦術や選手のコンディション以上に今の全日本のファンダメンタルな問題があのセットにあるように思う。第4セット、ようやく日本らしいバレーを少し見せてくれたが、今日は不調のセルビア相手だったので勝てたような試合。残念ながら他の強豪に勝てる内容の試合ではなかった。

残る予選の試合はアジア対決。 頑張ってほしい。

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