ワールドグランプリ決勝ラウンド3日目、日本対中国。結果は3-0 (25-21, 25-17, 25-21) で日本が勝利。主力を外し、経験の浅い選手中心の中国、高さはあるがパンチがない。一方の日本はこの決勝ラウンド、完全に波に乗ったような試合運びで、中国を寄せ付けなかった。いつものようにサーヴで崩し、堅いディフェンスからいろんな選手がバランスよく得点。数字的に見ればサーヴィスエース7、ブロック8、スパイク46、ミス14と、この大会これまでの試合でもっと理想的内容だったのではないだろうか。今のシステムの中で、ブロックのプライオリティはあまり高くないのかもしれないが、これくらいの数字が出ると、少し楽な試合運びが出来るということだと思う。第3セットちょっと気になった宮下選手と新鍋選手、セット時の接触。 新戦術の一貫なのかどうかはわからないが、今シーズンは以前までリベロの選手が処理していたセッターが取れないセカンドボールのセットを、新鍋選手と木村選手が行うことにより、ラリー中のセットがずっと安定したように思う。この試合を見て、宮下選手が前衛でミドル・ブロックに飛んだ場合、思い切って2セッターのように、その時後衛ライトポジションにいる新鍋選手もしくは木村選手にセットを100%負かせ、宮下選手はサーヴレシーヴとチャンスボール時だけセットに入るという考え方もありなのではないかと思った。 ああいった接触を防ぐためにも。宮下選手が少し攻撃に加わっても面白いと思う。 ともあれ、この試合の日本は素晴らしかった。
今日の相手はベルギー。決勝ラウンドなかなか調子が出ていないが、あたり始めるとやっかいなので、勢いに乗る前に叩きたい。 レセプションが他のチームより弱いので今日も強いサーヴで押して行っててほしい。 残り2試合、ガンバレー!
その他の試合、ロシアがトルコを、ブラジルがベルギーを下した。
2 件のコメント:
はじめまして、単なる1ファンの者です。
実は噂で真鍋監督の頭のなかにセッター3人というのがあるらしく、
おそらく宮下、木村、新鍋のことを指しているのではないでしょうか。
実際に宮下だけでなく中道にもアタックの練習をさせているのですから。
それと、宮下のセンター・ブロックや中道のレフト・ブロックは、
単なるブロック優先の考え方という訳ではなく、
左からトスを上げる経験を、
実戦で積ませているように見えます。
これは左セッターと右セッターを立てて、
中央からだけでなくサイドからのクィックを目指すということに、
他ならないのではないかと思っおります。
おそらくHybrid6のどれだけも出せてはいないでしょうから、
今後が本当に楽しみです。
そうなんですか。
興味深いお話ありがとうございます。
僕は個人的に今回の新戦術に狩野選手や復帰する荒木選手らも可能性を秘めているのではと勝手に思ってます。
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