ワールドグランプリ決勝ラウンド最終戦、日本はロシアと戦った。結果はストレートでロシアの勝利。
昨日に近いスタメンの日本だが、第1セット、レセプションが乱れに乱れ、ロシアに大差をつけられ落としてしまう。ああいった崩れ方をしてしまったとき、タイムアウトを取るだけでなく、やはりレセプションを4人にするとか、一時的メンバーチェンジなど、何か策が取られるべきだと思う。この大会で明らかにレセプションの弱点を世界に知られてしまった日本、ワールドカップに向けてもある程度推定されるべきポイントのひとつだと思う。
アメリカ、ブラジル、中国に比べると極端にセンターからの攻撃が少ないロシアは日本にとってはどちらかというと戦いやすい相手のはず。しかしロシアの単調な攻撃に対し、日本のセンター陣のブロックは全く機能せず、高さは明らかだが、タイミング、コースなど、ほとんど的すら絞れておらず、レシーバーとの連携もあまり感じられなかった。ハイブリッド6ではなく、センタープレイヤーを入れたフォーメーションで戦うのであれば、もっと高さのあるブロック力のある選手が必要だと思う。ロシアもベストメンバーとは言いがたい若いラインアップだったが、さすがに強い。高い打点からの攻撃もさることながら、この大会では特にディフェンスの良さを見せており、この試合でも日本のディグ28に対し42。本来なら日本が勝るべきレシーヴ力でも今の日本をはるかに上回った。特にベストリベロに選ばれたマロバ選手、日本の強打やフェイントをことごとく上げ、素晴らしいプレイを見せていた。
中国、アメリカ戦に続き、この大会での日本チームと明らかにレベルの違いを見せられてしまった試合だった。
2 件のコメント:
私は3人でレセプションするには限界があろうかと思います。昨年佐野、木村、新鍋というこれ以上考えられない人員でレセプションしながら、世界バレーで乱れまくっていましたから。ということは人員だけではどうにもならないことを意味していると思います。
だとしたら、人数を増やすことしか方法がないでしょう。でもレセプション・アタッカを増やすと、攻撃力が低下しますので、日本独自の何らかの方法が必用かと思います。リーグ中に久光は、MBに前よりの落ちるサーヴを拾わせていましたが、これはいい取組みだと思いました。ただしこれをやるには、フロントオーダがいいのですが、どういう訳か今年の全日本はバックオーダに戻しました。ですから、真鍋監督がいったい何をやりたいのか、見えない状況にあるところです。
コメントありがとうございます。 今回の大会で、日本が苦手とするサーヴァーのデータが出ていると思うので、そのローテーションの時だけ一時的に4人にするということもありだと思います。 男子ではアメリカやイタリアが良く使っている策です。 海外のチームはサーヴをますます強化しているので、選手だけでなく、ベンチ側ででもいろんな策を試みてほしいですね。
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