レポートが遅れましたが、まず韓国戦から
結果は日本が3-0のストレート勝ち。 ペルー戦に続き、どうも木村選手が本来の力を出せていないように見えた韓国戦だか、その分、古賀選手、長岡選手が活躍、また先発セッターに起用された宮下選手もサーヴ、レシーヴで素晴らしいプレイを見せた。 セットワークも徐々にセンター攻撃が増えてきており、韓国の一番低いブロックを狙った移動攻撃が効果的だった。
一方の韓国、さすがにキムヨンギョン選手、厳しいコースへすごいアタックを決めるものの、以前に比べ若干ミスが多くなったのではないだろうか。 若手とのチーム作りもまだこれからのように見えた。 ただ、第2セットのようにリズムに乗るとミスも少なくなり、若手が成長すれば、手ごわいチームだ。 オリンピック最終予選でまた対戦する可能性も十分ある。
注目のセルビア対ロシアは壮絶な試合となった。高さとパワーという意味では今の女子バレーで最高のレベルの対決だったのではないだろうか。 アメリカ戦で22という数字を残したセルビアのブロックだが、序盤ロシアの攻撃はさらにその上を抜き、セルビアを苦戦させる。2セットを連取され、セルビアには厳しい展開かと思われたが、この大会のセルビアは粘り強く、見事に逆転勝利。一点を取り合うほぼ互角の戦いであったが、最終的にはセルビアが攻撃の幅でロシアを上回っていたように思う。
そして日本対セルビア。ペルー戦に続き、宮下選手が先発に起用される。 ブロックでタッチを取り、セルビアの攻撃に上手く対応した日本が理想的展開で第1セットを取るが、第2セットはセルビアが高さとパワーで応戦。 第2ラウンドにはいってなかなか調子の上がらない木村選手、ラリー中に低く短くなってしまう宮下選手のセット、日本の最も悪いパターンが大事な試合の中盤で出てしまった。 選手交代が目まぐるしく行われる中、2セットを連取され、あとの無くなった日本だが、石井選手に代わった内瀬戸選手を中心に素晴らしい粘り、そしてコートに戻った宮下選手も上手く攻撃を建て直し、第4セットを取り返す。 しかし第5セット、日本は集中力に欠け、やるべきバレーが出来ず、セルビアの力に押し切られ、大事な試合を落としてしまった。
総力戦を掲げている日本ではあるが、この試合では逆に戦い方が散漫になってしまったように感じる。 もちろん、1セットを取られた後、セルビアはしっかり日本への対応をしてきてはいたが、ミスも多く、勝てるバターンは見えていたと思う。 しかしチームとしてそれを最後までしっかり貫くことが出来なかった。 高さにやられたというより、日本のやるべきことを試合を通して継続できなかったことが敗因だったのではないだろうか。 特に最終セットの立ち上がり、相手の最も高いブロックの前に攻撃が集中し、連続ブロックにかかってしまう。 個人的には内瀬戸選手に代え、木村選手をもう一度前衛ポジションだけでもコートに戻してみてほしかった。
そんな中、終始しっかりセルビアに対応し、安定したプレイを見せていたのが古賀選手。技術同様、その集中力も素晴らしい。
混戦とは言え、2敗してしまった日本にとっては非常に厳しい状況。 残り3試合、頑張れにっぽん!
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