最終戦、予想通り控え選手によるフランスチームに対し日本は接戦ながらもストレート勝利。 最後を勝利で飾れてよかったです。
選手層の厚いロシア、ポーランド、イラン他と比べると今のフランスチームは、アメリカや日本にも言えることだと思うのですが、控え選手とスターティングの力の差が大きいと思います。 そんな中、現ポーランドチーム監督のアンティガ氏が選手時代共にフランスの一時代を築いたベテラン・セッター、ピジョル選手やリベロのエノ選手のプレイを見ることが出来たのは個人的にはとても嬉しかったです。
数字を見て見ましょう
スパイク サーヴ ブロック エラー ディグ レセプション セット
日本 52 3 4 16 36 27 27
フランス 40 3 5 16 22 29 29
まずミスが少なかったことで、この試合日本は上手くリズムに乗れたと思います。 数字では日本のサーヴィスエースが3ですが、それ以上に相手を崩し得点に貢献したサーヴが良く入っていました。 ケガを気にしながらプレイしているように見えた柳田選手。 この試合本当に良く頑張っていたと思います。 あとディグの数字でわかるように粘りのあるバレーができていました。 そこにはリベロの酒井選手の活躍があったと思います。 この大会チャンスボールの処理の甘さが良く見られたのですが、酒井選手はネット際の理想的位置にきっちり丁寧にボールを返していました。 大会中、もっと早い段階で彼の起用があっても良かったのではとも思いました。 一方フランスは攻守ともに両レフトが力不足。 ティリー選手やインガペス選手との力の差は明確。 オリンピックでメダルを狙うにはそのへんの強化が必要なのではないでしょうか。 今回日本は残念な結果になりましたが、課題は明確に見えたと思います。 正直、中にはここ数年変わらない課題もあります。 もっと深刻に、ひとつひとつの課題をどう克服するのか、具体的プランが必要です。 目の前の結果に拘らないで、これから4年間しっかりと先を見た選手の育成とチーム作りにぜひ取り組んでいただきたい。 まずは選手の皆さんお疲れ様でした。 その他の試合 イランはベネズエラをフルセットの末破り、大会2位と好成績をあげました。 オリンピック出場権のかかった注目のカナダ対中国。こちらもフルセットの接戦になりましたが、カナダがブロック、サーヴで中国を上回り勝利。 24年振りのオリンピック出場を決めました。 オーストラリアは控えメンバーのポーランドにストレートで破れ、オリンピック出場を逃がしました。 |
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