イェルツィン杯セミ・ファイナル、全日本女子は地元のロシアと対戦。結果は2-3(25-20、18-25、27-25、25-27、12-15)でロシアの勝利。全日本のスタメンは木村、江畑OP、中道、山口、新鍋、佐野L、長岡選手。序盤からセンターの山口選手の攻撃が走り、また調子の出ていなかった江畑選手も良く決めた全日本であったが、この試合、木村、新鍋、長岡選手がロシアのブロックそしてディフェンスに苦しんだ。その影響もあり、江畑選手のパイプ攻撃にトスが集中。序盤は決まっていたものの、後半ロシアのブロックに捕まった。またセット後半、肝心なところでミスが目立ち、接戦を勝利することが出来なかった。終始日本のセンター攻撃が機能していたので、この試合、MB1で戦う必要性に正直若干の疑問を感じたが、今回は勝つことより、その完成度を上げるという目的なのではかと思う。しかし、MB1というフォーメーションは、両サイドの決定力が上がらないと戦いにならないということも痛感させられた試合でもあった。一方の若いロシア・チームは昨年に比べ確実にレベルアップした印象。特に2枚リベロのレセプションとディグは素晴らしく、日本のクロスへのアタックはことごとく上げられ、またフェイントにも良く対応できていた。この若いチームに今休んでいるベテラン選手が合流するとロシアは間違いなく今後世界のトップを狙える位置にいると思える試合だった。
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