大会を通しエンジンのかかりの遅いポーランド。 この試合でもスロースタートで日本に序盤リードを許す。 第一セットを接戦の末、日本に先取された後、第2セット途中、キャプテンのクビアック選手がコートに入り声を上げると流れが変わる。 日本も柳田選手のサーヴや石川、清水選手の攻撃で粘るが、この試合ではセンタープレイヤーの力の差〔ポーランド合計23得点、日本10得点)を見せつけられたように思う。 第3セット以降はサーヴで日本の弱点を徹底して狙いながら、安定したレセプションからあらゆる位置からバランスの取れた攻撃と本来のバレーで日本を寄せ付けなかった。 日本も前半非常いいプレイが出ていたが、アメリカ戦同様、強いチームはセットを取られても、その後すぐにしっかりアドジャストしてくる。 相手を知った後、どう戦うかという次の準備への対応がはやいのだ。 そういったチームのデプスをディヴェロップするのも、今後の日本の課題ではないだろうか。 とは言え、この試合も日本の若手選手のプレイが見ていて気持ちよかった。 特に大事なところでしっかりポイントを狙える柳田選手のサーヴや石川選手のブロックに付かれたときの攻撃対応は、試合毎に良くなっているように思う。
最終日の相手はアメリカに負け2位以内入賞の望みが消えたロシア。 高さでは参加チーム#1で、ミドル以外は経験豊富な選手ばかり。 しかし、新体制になったばかりで、ポジションのスイッチもあり、動きに少しまだぎこちなさが感じられ、チームが出来上がっていないように見える。 今の日本ならチャンスは十分ある。 頑張れ日本!
その他、イタリアがフルセットの熱戦の末アルゼンチンを下し、ロシアを下したアメリカと共にオリンピックへの望みをつないだ。 カナダがイランを、エジプトがベネズエラを、オーストラリアがチュニジアをそれぞれ下した。
上位は混戦のため、今日最終日の試合の結果次第となった。
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