2015年9月21日月曜日

ワールドカップ男子、アルゼンチン戦

ワールドカップ男子東京ラウンドの第1戦、日本は南米代表のアルゼンチンと対戦。 結果は3-0のストレートでアルゼンチンが勝利。

勝てる試合だった。 この試合のアルゼンチンは、強弱をつけたいつもの効果的サーヴがなかなか走らず、レセプションも良くなかった。 加えてディチェッコ選手も、めずらしく冷静さを欠いていたようで、いつもの冴えたセットワークがあまり見られず、彼ら本来のバレーは出来ていなかったようだった。 ただ、追いつかれてもあせらず冷静にプレイ出来るのはさすが。 サーヴで狙われかなり苦しんでいた柳田選手だったが、リードを許した後、日本に流れを戻すのはやはり彼のサーヴだった。 ミスもあったが、勝負どころであれだけのサーヴを打てる力は今までの日本になかった存在だ。 あとは経験でもっと安定したプレイが出来てくると思うので是非頑張ってほしい。 石川選手もいつもながらの素晴らしいスパイクを決め、強打の攻撃ではアルゼンチンを上回っていた印象だった。 ポイントは細かいプレイ。 崩れてからの攻撃の組み立てやブロックを利用する個々のテクニックで、明らかにアルゼンチンが日本を上回っていた。 是非日本の選手にも目指してほしいスタイルだ。 この試合でひとつ気になったのは、チャンスボールをコートに落としてしまう場面が何度かあったこと。 サーヴやレセプションと違い、絶対にでてはいけないミスだと思う。



今日の相手はアメリカを倒し、唯一全勝で優勝に王手をかけたポーランド。 昨日の試合では、変化に富んだサーヴでアメリカのレセプションをガタガタに崩し、終始プレッシャーをかけていた。 特に23番ビエニエック選手のサーヴは、最後まで強烈なジャンプサーヴかフローターなのかわからないユニークなアプローチなので要注意。 攻守にバランスが取れ、なかなかつけ入れる隙のないチームだが、やはりポイントは日本のサーヴになると思う。  頑張れ日本!

その他の試合、イタリアがロシアを破り1敗をキープ。 オールトラリアがイランを破り、カナダがヴェネズエラを、エジプトがチュニジアをそれぞれ下した。 そしてポーランドがアメリカに3-1で勝利し首位に立った。 







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