ワールドグランプリ初戦
Photo by FIVB
リオ・デ・ジャネイロで行われたワールドグランプリ、グループ1の初日、日本対セルビアは3-0(31 - 29、25 - 18、28 - 26
)のストレートで日本が勝利しました。 日本のスターティング・メンバーは田代、座安、江畑、古賀、山口、大竹、内瀬戸選手。 一方のセルビアは、ベテランのブラコセビッチ選手を除くほとんどが若手と控え選手中心のラインナップ。
最終予選に出場していなかったメンバーがどんなプレイを見せてくれるのか注目でしたが、良い部分と不安な部分がでた試合だったと思います。 まず良かった点から、大竹選手と田代選手のコンビがピッタリ合って、クイックが良く機能していたと思います。 また相手が慣れていなかったということもあると思いますが、内瀬戸選手の早い攻撃はとても効果的でした。 古賀選手も本来の調子を取り戻しつつあるような良いプレイを随所で見せていました。 不安に見えた点は、江畑選手。 国際試合に長く出ていなかったせいか、攻守ともにまだ本来の動きが出来ていないようでした。 アタック決定率も40本打って9得点と低い数字、加えてサーヴミスも多かったです。 大会中、徐々に調子が上がることを期待しましょう。 田代選手のトスワークは宮下選手と違ったカラーを出していて、おもしろいと思うのですが、ラリー中のトスの精度を上げることが課題だと思います。 また若干拘りすぎるようなトスの選択が良く見られ、特にセットの後半、相手の裏をかくべく選択が裏目に出た場面が多々見られたように思います。 コンビという点ではバックアタックのタイミングがまだどの選手ともうまくあっていないようでもありました。
高さはあるもののセルビアはミスが多かったですね。 ブランクのあったブラコセビッチ選手もまだまだ本調子ではなかったように思います。
数字を見てみましょう
スパイク サーヴ ブロック エラー ディグ レセプション セット
日本 47 5 6 17 76 30 20
セルビア 42 5 9 23 56 23 23
Image by FIVB
日本はサーヴでもう少し攻めたい感はありますが、この試合安定したレセプションでディグもよく上がっていたと思います。 まずは1勝おめでとうございます。
現在のベストメンバーと思われるラインナップで登場したブラジルは、若手中心のイタリアに思わぬ苦戦。 さすがに最後は勝負強さを見せ3-1で勝利しましたが、今後に不安が残る試合内容でした。
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