Photo By FIVB
日本は初戦と同じラインナップ。 ブラジルはファビアナ選手に代わりイタリア戦に出ていなかったタイーザ選手がコートに入りました。 第2セットは接戦となったものの、日本のバレーをすぐに見抜き、弱点を徹底して攻めることの出来る、経験豊富なブラジルに完敗だったように思います。 逆に日本はそのブラジルに対し最後まで答えを見い出せなかったように思います。
数字を見て見ましょう
日本 39 2 3 13 64 23 18
セルビア 51 2 9 14 59 21 24
ブロックは予想できましたが、それ以上にスパイクの得点で大きな差が出てしまいました。 そのほどんどが、ミドル攻撃でブラジルの両ミドルの攻撃は70%以上の決定率。特にタイーザ選手がアタック15ポイントと、日本のブロックが何枚付こうが関係なく良く決めていました。 一方の日本は内瀬戸選手と山口選手以外の選手の決定率が30%程度。 レシーブの良いブラジルとは言え、ちょっと低すぎるように思います。 全体的に低いという意味では、厳しい言い方ですがセッターの責任が大きい思います。 ミドル攻撃に2枚つかれる場面が多々ありましたが、いくらテクニックがあっても高さのない日本の選手にとって、それでは厳しいと思います。 あとディフェンス面で、ブラジルだけに限らず、アメリカ、ロシア、中国あたりは、体の小さな日本の弱点でもあるコート奥にアタックを打ち込んでくるので、場合によっては前に打ちつけてくるボールを棄てて、コートエンドに絞るシフトがあっても良いのではと、この試合を見て思いました。
ブラジルのテクニックや勝負どころでの強さはさすがでしたが、数字で見てもミドル以外の攻撃がまだまだ思うように機能していないように思います。 負けはしましたが、日本はこの試合でしっかりデータが取れていると思うので、オリンピックに向けて良い策を見出してほしいと思います。
その他の試合、注目のプールA1はアメリカ、中国が勝利。 両チーム共にほぼベストメンバーで明らかに抜き出た強さを見せました。 特に中国は日本が苦戦したタイを全くよせ付けず、圧倒的強さでした。
プールC1は、トルコがベルギーを、そしてロシアがオランダを下しました。 コシュレバ選手をケガで欠いているロシアは最終予選と同じベストメンバーのオランダに快勝しヨーロッパ女王の強さを見せてました。
リオでの第2試合、イタリアはセルビアを3-1で下しました。
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