2016年7月24日日曜日

ロシア・バレーボールチーム、オリンピックへ


国際オリンピック委員会(IOC)の決断が注目されていたロシアのオリンピック参加問題。 最終的に、国際連盟が認めた十分な証拠を持つ選手のみがオリンピックへの参加を認められることに落ち着いたということで、FIVBが認める男女バレーボールロシア代表チームは、オリンピック参加が可能になったようです。(RussiaVolley.com) 

男女共にメダル候補のロシア・チームですが、ここにきてケガ人が’続出しています。 男子チームでは、前回優勝時のメンバー、セッターのブティコ選手、エースのムゼスキー選手がすでに不参加を発表、復帰の待たれるミカイロフ選手、足首を負傷したといわれるグランキン選手のコンディションも気になります。 女子ではエースのコシュレバ選手が腰をいためグランプリ決勝に欠場していました。  オリンピックではベストコンディションでの戦いが見たいものです。  

2016年7月17日日曜日

ワールドリーグ、セルビア優勝

                                                                                                                         Photo By FIVB

ポーランドのクラコフで行われたワールドリーグの決勝、セルビア対ブラジルは3-0(25-22、25-22、25-21)のストレートでセルビアが勝利し大会初優勝を飾りました。

オリンピック・ヨーロッパ予選でまさかのセミファイナル敗退、オリンピックへの出場を逃がし、セルビアチームが今季どんなモチベーションでこの大会に臨むのか注目してましたが、予選からロシア、ブラジルといった強豪をことごとく下し、圧倒的な強さでチームの結束とレベルアップが感じられる試合を見せてくれました。 監督に就任して2年目のグルビッチ監督が、この3ヶ月過酷なトレーニングの積み重ねだったとコメントしてましたが、その成果がしっかり結果に現れたように思います。 特にチームとしてのサーヴ力の部分では抜きでていたのではないでしょうか。オリンピックに向け高い完成度をこの大会で見せていた優勝候補のブラジルすら圧倒された試合だったと思います。 エースのタナスエビッチ選手が膝のケガのため決勝ラウンドには参加してませんでしたが、その穴を埋める控え選手の層の厚さにも驚かされました。 試合後、「この試合、完璧である必要はない。 各選手のハート&ソウルでここまでこれたんだから、自分達のためにこの試合でもそれを出し切るようにと選手につたえました」というグルビッチ監督のコメントが印象的でした。 残念ながらリオで彼らのプレイを見ることは出来ませんが、セルビアはグループ3で優勝したスロヴェニア同様、すでに4年後の東京に向け、順調なスタートを切ったといえるのではないでしょうか。

                                                                                                                     Photo By FIVB

3決定戦はフランスがイタリアをストレート(25-23、25-21、25-20)で破り、銅メダルを獲得しました。 

Dream Team
MVP - Marko Ivovic (Serbia)
Best Outside Spiker - Marko Ivovic (Serbia)
Best Outside Spiker - Antonin Rouzier (France)
Best Middle Blocker - Mauricio (Brazil)
Best Middle Blocker - Srecko Lisinac (Serbia)
Best Libero - Jenia Grebennikov (France)
Best Setter - Simona Giannelli (Italy)
Best Opposite - Wallace (Brazil)


2016年7月10日日曜日

WGPブラジル優勝

                                            Photo by FIVB

タイのバンコクで行われたWGPファイナルラウンドの決勝、ブラジル対アメリカはフルセットの末ブラジルが勝利し、大会優勝を決めました。 大会序盤、国際試合から離れていたこともあるのか中々調子が上がらなかったブラジルですが、さすがに後半しっかりコンディションが上がり、本来の強さを見せたように思います。 一方アメリカはこの大会、終始安定した強さをみせていたように思いますが、この試合ではシステムが崩れたときの脆さを感じました。 

3位はロシアに逆転勝利したオランダ。

決勝ラウンドで主力を欠いた中国、同じく決勝ラウンドでコシュレバ選手が欠場となったロシア、そして予選前半を主力なしで戦ったセルビアなど、オリンピックではかなり違った戦いになるようにも思えますが、決勝を戦ったアメリカとブラジルは現在のベストメンバーで素晴らしい試合を見せてくれたと思います。 お疲れ様でした!

以下ドリームチーム

Best Outside Spiker: Sheilla Castro (BRA)
2nd Best Outside Spiker: Kimberly Hill (USA)
Best Middle Blocker: Rachael Adams (USA)
2nd Best Middle Blocker: Thaisa Menezes (BRA)
Best Libero: Lin Li (CHN)
Best Setter: Nootsara Tomkom (THA)
Best Opposite: Lonneke Sloetjes (NED)
Most Valuable Player: Natalia Pereira (BRA)

                                                                                                                                Photo by FIVB

2016年7月4日月曜日

ロシア女子、コシュレバ選手WGPファイナル不参加


ロシア女子代表チームのエース、コシュレバ選手が腰痛のためタイ、バンコクで行われるWGPのファイナルラウンドに参加しないことが明らかになりました。 RUSSIAVOLLEY.COM

今季足首のケガから復帰したばかりのコシュレバ選手は、WGP予選の途中からチームに合流し素晴らしいプレイでチームをリードしていました。 現在はモスクワに戻り、これからリハビリ入る模様。 現時点ではオリンピックへの参加はわからないようです。

ロシアは間違いなくリオ・オリンピックのメダル候補チーム。大黒柱であるコシュレバ選手の存在は大きいだけに、ぜひオリンピックまでにリカヴァーしてほしいと思います。 


2016年7月3日日曜日

WLグループ3決勝


ワールドリーグ、グループ3の決勝は、世界選手権3位の地元ドイツと昨年のヨーロピアン選手権準優勝のスロヴェニアの戦いになりました。 結果は3-1(25-19, 25-18, 21-15, 25-20)でスロヴァニアが勝利し、大会初出場で優勝を飾りました。 スロヴァニアはアンドレア・ジアーニ監督が就任以来、近年最も成長を遂げたチームのひとつ。グループ2に行ってもすぐに優勝できそうなくらい強いと思います。 こういったチーム強化の成功例は日本も是非参考にしていただきたいものです。