ワールドグランプリ2週目の香港ラウンド、日本対イタリア。結果は2-3〔20-25、17-26、25-21、25-20、11-15)でイタリアが勝利。
最初の2セットを簡単に取られてしまった全日本は、第3セット、開幕から調子の上がらない、木村、江畑、新鍋、中道選手といったロンドン・オリンピック・メンバーを下げ、石井、内瀬戸、宮下選手といった若手を投入。これが功を奏し、続く2セットを連取し、試合をフルセットへ持ち込んだ。しかし最終セットの序盤、サイドアウトを取れずイタリアにリードを許し、その差をつめ切れないまま、惜しくもこの試合を落としてしまった。負けはしたものの、先週までの敗戦と違い、ミスが少し減り、ブロックが増え、ディグも上がり始めてきた印象。何といっても大きな収穫は、若手が頑張り、これまで全日本の主力といわれてきた選手抜きでも、やれるということ証明出来たことではないかと思う。特にシーズンが始まってすぐの頃は、高さやパワーの違う海外チームとの対戦に戸惑っていたかのように見えた、内瀬戸選手の成長はめざましい。今後の自信にもつながったのではないだろうか。決勝ラウンドまでのこのあとの試合、ベテランに刺激を与えるという意味でも、この若手中心のチームで戦っていくというのも非常に面白いのではと感じた。とはいえ、まだまだサーヴが弱い。この試合もエースは石井選手の一本のみ。あと本大会でもうひとつ気になるのが宮下選手のセット。特にラリー中、セット時の体の姿勢。レフトへのバックセットの多さも含めて、相手にとっては読みやすい崩れたフォームのままボールを待ってセットをしてしまっているケースが多く見られる。同時に連続失点時、冷静さを欠き、攻撃陣を上手く使いきれない場面が多いようにも感じる。ブロック、レシーブでは頑張っているし、とにかく若い選手なので、これからどんどんよくなっていってほしい。一方イタリアはがベテランが戻ったことによってチームが安定し、ムードもいいようだ。この試合チェントーニ選手が25、デルコーレ選手が17得点を上げた。
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