2015年9月18日金曜日

ワールドカップ男子イラン戦

ワールドカップ男子の大阪ラウンド最終日、日本はアジア最強チームのイランと対戦。 結果は2-3フルセットの末イランが勝利した。

いつものように出だし好調の日本チームは、昨日休んだ柳田選手がスタメンから登場。 深津選手のバランスの良いトス回しでイランのブロックを散らし、気持ちのいい攻撃が通り、2セットを連取した。 しかし、強いチームはセットを取られた後、しっかり立て直してくる。 日本の若手レセプションを徹底的に狙い、攻撃のオプションを限定させることに成功するイラン。 得意の早いセンター攻撃を軸にマルーフ選手のトスワークも冴え、日本のブロック陣はなかなかそれについていくことが出来なかった。 特にセイード選手のクイックはスピードに加え幅もあるため、アメリカのようなブロック力のあるチームでもなかなか止めることが出来ない。 この試合日本もかなりやられてしまった。 一方オポジットのガフォー選手の肩の状態が良くないようで久々にマフムーディ選手が代わって先発。 通常彼が入るとライト攻撃がスピードアップするが彼もまたベストコンディションとは言えないような感じではあった。 残念ながら負けてしまったが、レセプションとサーヴ、そしてブロック・カヴァーさえもっとインプルーヴ出来れば、互角に戦かえることが見えた試合でもあったと思う。 ただ今の日本は若い選手達がそのレセプションやサーヴを支えているので、あまりミスを気にしないで、今は思い切ったプレイを続けてほしい。 サーヴは本来相手にプレッシャーをかけるべきものなのに、入らないことを気にしすぎると逆に自らにプレッシャーをかけてしまう。 前の日本チームがそうであったように、この試合の後半もそういう部分が少し見えた。 この大会ここまで非常にいいムードで試合が出来ているようなので、しっかり切り替えて東京ラウンドに望んでほしい。 

残りの3連戦は強豪ばかり、結果も大事だが、今はあまり細かいことを気にせず、全力でぶつかっていってほしい。 頑張れ日本!

その他、アメリカ、ロシア、アルゼンチン、ポーランド、イタリアが勝利。 最終ラウンドを前に1位のアメリカから6位の日本までのチーム〔日本は残り全勝してもかなり厳しい状況)にオリンピック出場権獲得のチャンスが残され、女子に同様最後までわからない混戦となっている。 以下現在の順位:

1.アメリカ    8勝  24ポイント
2.ポーランド   8勝  23ポイント
3.ロシア    7勝1敗  21ポイント
4.イタリア    7勝1敗 21ポイント
5.アルゼンチン  6勝2敗 17ポイント
6.日本     5勝3敗  15ポイント
7.イラン     3勝5敗  9ポイント
8.カナダ     2勝6敗  4ポイント
9.べネズエラ   1勝7敗  3ポイント
10.オーストラリア 1勝7敗  3ポイント
11.エジプト    8敗   3ポイント 
12.チュニジア   8敗   1ポイント








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