2015年9月7日月曜日

ワールドカップ女子最終戦

ワールドカップ女子の最終日、日本は首位の中国と戦った。 結果は3-1で中国が勝利、この大会4度目の優勝を決めた。

日本は後半戦ほぼ不動のスタメンで中国に挑む。 第1セットこそ少し点差をつけられるものの、他のセットはほぼ互角の戦い。日本はサーヴで中国を苦しめ、中国得意のミドル攻撃に対し、センタープレイヤーが上手くタッチを取り、レシーヴでつないだ。 勝敗を決めたのはラリーを征したシュテイ選手だったように思う。 いつも以上に絶対勝つという気持ちを前面に出し、ボールを呼び込んだ。 しかしそのシュテイ選手の強打に対し、1本または2本では決めさせない日本の硬いディフェンスも良く出ていた。 課題は2本目、3本目を打たせないため、どうラリーを征するかにあると思う。 もちろん個人技ということにもなるが、やはりセットの精密さと攻撃の組み立て方が重要だ。 

今日も26本中3本と決定率の上がらなかった木村選手だが、やはりコートでの存在感は大きい。 負けはしたが、最後までチームが緊張感を持続し、明らかにアメリカ戦やセルビア戦のような消化不良な内容にはならなかったのは、彼女がコートの中にいたことが大きいのではないだろうか。 同時にその分長岡選手や古賀選手が今日も頑張った。 特に長岡選手はロシアのオポジットを高いブロックで苦しめたシェテイ選手が目の前に入るにも拘らず、本当に良く決めてた。 またアタックで9得点を上げた島村選手の幅とスピードのある攻撃も、この大会1番の出来だったのではないだろうか。

残念ながら負けてしまったが、全く勝機を見ることの出来なかったグランプリでの戦いとは全く違う今後につながる試合だったように思う。

日本は5位と残念な結果に終わってしまったが、今の実力そして世界を見たとき、おそらく大方の予想と同じ結果だったのではないだろうか。 しかし各試合内容は、明確な課題と勝機の見えた充実したものとなったように思う。

チームの皆さん、お疲れ様でした。 そして頑張れ日本!

以下順位と個人賞






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