ワールドリーグ、最終予選他、これまで何度も戦ってきているエジプトだが、スターティングメンバーで入った若手のほとんどが初めて戦うチームだったのではないだろうか。 その分先入観なく伸び伸びとプレイできているように見えた。 相変わらずサウスポーエース、サラー選手のアタックは鋭くサーヴも強烈だったが、日本は序盤から深津選手が非常にバランスの取れたトス・ワークでブロッカーに的を絞らせず、各アタッカーが力を出し切れるゲームメイクが出来ていた。 もちろん活躍した石川選手は素晴らしかったが、そのお膳立てをした深津選手の貢献は大きかったように思う。 しかし取られたセットではレセプションが連続して乱れた。 サラー選手を含む3人の選手のサーヴに苦しんでいたようだが、今日対戦するアメリカはコートの6人全員が強烈なサーヴを打ってくる。 サーヴによっては無理してAパスを試みず、Bパスから攻撃を組み立てるオプションも考える必要があるように思う。 まずは一勝、好スタートを切った日本、頑張れ!
個人的に今日最も注目していた試合はアルゼンチン対イラン。 共にべラス監督が育てたチーム、そしてこの大会でおそらくベストセッターの2人、ディチェコ選手とマルーフ選手の対決。 結果は3-1でアルゼンチンが勝利したが、両チーム譲らない、非常に緊張感のある力の入った試合だった。 パスの精度に関係なく、あらゆる位置からセンターを軸に攻撃を組み立てるマルーフ選手と両サイド、そしてバックからの早い攻撃でブロックを撹乱するディチェコ選手。 とても見ごたえがあった。 序盤アルゼンチンはレセプションの乱れからイランに逆転を許すが、途中から入ったゾーネッタ選手がそれを安定させ、又ディフェンスでも活躍、途中からオポジットにポジションチェンジしたコンテ選手もアウトサイド、オポジットを織り交ぜたハイブリッドな動きでスピードのある移動攻撃を決めた。 同時に昨年までに比べるとサーヴが強化されたように思う。 イランも第1セットを逆転で取り、ミスの少ない粘りずよいバレーを見せたが、後半集中力が切れた感があった。
その他ロシア、イタリア、ポーランド、アメリカが勝利した。
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