ワールドカップ男子2日目、日本は世界ランキング5位、今年のワールドリーグ3位のアメリカと戦った。 結果は3-1でアメリカが勝利。
昨日に続き、序盤安定したサーヴと粘りずよいディフェンスで良い展開の日本。 第一セット後半の競り合いで破れセットを落とすが、第2セットを取り返す。 一方のアメリカはいつもの強いサーヴがなかなか入らず、ミスも連発。 本来持つ多彩な攻撃も出ず、精彩を欠いた。 しかし第3セット以降、徐々に建て直し本来の力を出し始め、自分達のリズムへ。 基本的に強いサーヴが売りのチームなので、やはりそれが入り出すと、2段を決めきれる大型エース不在の日本にとっては厳しい。 かなりの連続得点を取られた。 石川選手が良く狙われていたが、Aパスに拘らないでBパスから攻めること、そして一時的にもオポジットを変えて4枚のレセプションにするような策があってもいいようにと思う。 また劣勢にたったとき若手とベテランのコミュニケーションがあまりよくとられていないように感じた。 期待する石川選手に経験を積ませることはとても重要だと思うが、これから日本が上に行くためには、19歳の彼にすべてを託すのはあまりにも無理があるように思う。 ああいった場面でしっかりチームをまとめて流れを変えられるベテランの起用がほしいところだ。(そういう選手が今のロースターに入っているかどうかは別として) 同時に第3セット、4セット共に連続得点を取られた時点でのタイムアウトが極端に遅かったように感じたのは私だけだろうか? またアメリカの位置を微妙に変えてくる早いビックに日本はほとんど対応出来なかった。 とは言え、アメリカを相手に今の日本の良い部分も多く見られた試合だった。
今日の相手はアジアのライバル、オーストラリア。 ここまでの試合、レセプションがあまり安定していないように感じる。 相手がアメリカとイタリアだったのでそれを考えるとこれからエンジンがかかる可能性は高い。 エースのエドガー選手を中心に高さとパワーのチーム。 若いチームなので、調子が上がる前に叩いてほしい。 頑張れ日本!
楽しみにしていたロシア対ポーランド。 結果は3-1でポーランド。 フルセットにはならなかったが手と汗握る接戦だった。 興味深かったのはロシアのフォーメーション。 初戦と違い、ムゼスキー選手がオポジット、そしてミカイロフ選手がアウトサイド。 ロンドのリンピックの決勝を思い出させる。 しかし今日のポーランドはミスが少なく、高いブロックに対し両サイドが技を見せた。 またオポジットのクーレック選手も絶好調でチームを引っぱった。 ロシアはアレクノ監督が復帰して数ヶ月。 新しいフォーメーションはまだ若干未完成に見えたが、完成すると怖い。
その他勝利したのはアルゼンチン、イラン、カナダ、そしてイタリア。 予想どうり、イタリアは圧倒的強さを見せている。
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