2014年7月31日木曜日

フロー・ハイマン

1986年マルファン症候群のため、若くして日本のコートで亡くなった伝説のプレイヤー、フロー・ハイマン選手、今日が60歳の誕生日。国際大会では常に全日本を苦しめたアメリカのエースは、日本で最も愛された外国人選手の一人だった。Happy Birthday Hyman!

2014年7月30日水曜日

新生男子ブルガリア・チーム

コンスタンティノフ監督の元新体制となった新生ブルガリア・チームが、来月ポーランドで行われる世界選手権参加予定選手22人を発表した。注目は、長年エースとして活躍し、2012年のロンドンオリンピック以来代表を離れていた、元キャプテンでもあるニコロフ選手の復帰。また、コンスタンティノフ監督の選手時代、ニコロフ選手と共に活躍したセッター、ジョセフ選手も代表復帰した模様。
















Setters:
Andrey Jekov
Dobromir Dimitrov
Georgi Bratoev

Opposites:
Danail Milushev
Tsvetan Sokolov
Venelin Kadankov
Vladimir Nikolov

Receivers:
Nikolay Penchev
Todor Aleksiev
Todor Skrimov
Valentin Bratoev
Miroslav Gradinarov
  
Middle Blockers:
Nikolay Nikolov
Svetoslav Gotsev
Teodor Todorov
Viktor Yosifov

Liberos:
Martin Bozhilov
Teodor Salparov



2014年7月29日火曜日

ロシアの大砲代表復帰

2年間ロシア女子代表チームを離れていたエース、ガモバ選手の世界選手権での代表復帰が噂されている。 今季、所属クラブチーム、ディナーモ・カザンで欧州チャンピオンズ・リーグ、そして世界クラブチーム選手権を制覇、MVPにも輝き、その健在振りを見せつけ、最も代表復帰を待たれていた選手の一人。若手主体の現ロシア女子代表チームにとって、彼女の復帰は大きい。



2014年7月24日木曜日

男子世界ランキングアップデイト

ワールドリーグ終了後、FIVB男子世界ランキングがアップデイトされた。 ブラジルが首位を保ち、5位までは前回と同じ。目立った動きは、セルビアが9位から6位へ、ベルギーが37位から24位へ、オランが31位から25位へ、ポルトガルが38位から28位へと順位を上げた。なお前回のアップデイトは2014年1月。

RankCountryPointsChange
1Brazil3450
2Russia3300
3Italy2880
4USA2260
5Poland2000
6Serbia1923
7Cuba1750
8Bulgaria170-2
9Argentina166-2
10Germany1230
11Iran981
12Australia922
13France763
14Tunisia70-1
15Canada69-4
16Japan661
17Egypt63-2
18Czech Republic584
19China56-1
19Republic of Korea562
21Puerto Rico49-1
22Cameroon45-3
22Mexico450
24Belgium4213
25Netherlands406
26Finland394
27Spain37-2
28Portugal3410
29Colombia33-5
30Morocco31-4

2014年7月20日日曜日

アメリカ優勝


ワールドリーグ最終日、3位決定戦イタリア対イランは3-0 (25-22, 25-28, 25-22)で地元イタリアが勝利、そして決勝アメリカ対ブラジルは3-1 (31-29, 21-25, 25-20, 25-23)でアメリカが勝利し、2008年に続く2度目の優勝を果たした。以下個人賞及び総合順位。

2014 World League Dream Team
•    1st Best Outside Spiker: Taylor Sander (USA)
•    2nd Best Outside Spiker: Lucarelli (Brazil)
•    1st Best Middle Blocker: David Lee (USA)
•    2nd Best Middle Blocker: Lucas (Brazil)
•    Best Libero: Salvatore Rossini (Italy)
•    Best Setter: Mir Saeid Marouflakrani (Iran)
•    Best Opposite Spiker: Wallace (Brazil)
•    Most Valuable Player: Taylor Sander (USA)


World League 2014 Final Standing
1) USA
2) Brazil
3) Italy
4) Iran
5) Russia
6) Serbia
7) Bulgaria
7) Poland
9) Australia
10) France
11) Belgium
12) Netherlands
13) Argentina
13) Canada
13) Portugal
16) Czech Republic
16) Finland
16) Germany
19) Japan
19) Korea
21) Cuba
22) Turkey
23) China
24) Slovakia
25) Mexico
25) Spain
27) Puerto Rico
27) Tunisia




2014年7月19日土曜日

決勝はブラジル対アメリカ

ワールドリーグのセミファイナル、第1試合、アメリカ対イランは3-0(25-18, 25-22, 25-16)でアメリカ、第2試合、ブラジル対イタリアは3-0(25-11, 25-23, 25-20)でブラジルが勝利し決勝進出を決めた。両試合接戦が予想されたが、どちらも勝者による一方的な試合内容だった。

2014年7月18日金曜日

ワールドリーグ、ベスト4

ワールドリーグ、ファイナル6の3日目、第1試合、イラン対ブラジルは3-1 (25-22, 25-19, 23-25, 28-26)でイラン、第2試合、イタリア対オーストラリアは3-0 (25-14, 25-22, 25-21)でイタリアが勝利。この結果、ブラジル、イラン、イタリア、そしてアメリカがセミファイナルへの進出を決めた。明日、イタリアはブラジルと、イランはアメリカと決勝進出をかけて対戦する。

ファイナル6、2日目

ワールドリーグ、ファイナル6、2日目の第1試合はブラジル対ロシア。 結果は3-1(26-24, 22-25, 25-23,25-22) でブラジルが勝利。後半戦に入り、調子を上げてきたブラジルは今日もキャプテンのブルーノ選手を中心にしたコンビバレーで、本来の実力を発揮。ルカレリ選手の調子がいまいちかと思われたものの、その分オポジットのワラス選手が合計23得点を挙げ、チームをリードした。一方のロシアは両サイド、オポジットの攻撃が良く決まっていたものの、今日はブラジルのブロックに苦しんだ印象。昨日の疲れか、ムゼスキー選手の得点もいつもより少なかった。この結果ブラジルは対ロシア、公式戦での連敗(4)にストップをかけ、また明日のイラン戦を前に、セミファイナルへの進出を決めた。


第2試合はアメリカ対オーストラリア。結果は3-1 (22-25, 25-18, 25-23, 25-19)でアメリカが勝利。第1セット、アメリカはオーストラリアの高いブロックとオポジット、エドガー選手の強烈なアタックに苦しんだ。セットを落とし、イタリア戦での敗退を引きずってしまったかのように見えたアメリカだったか、その後見事に建て直し、ショウジ選手の素晴らしいディフェンスから、アンダーソン、サンダース選手が得点を上げ、チームの得点力でもあるサーヴも良く走り、続く3セットを連取し快勝した。一方、第1セット、集中したバレーを見せたオーストラリアだったが、第2セット以降、大事なところでミスが目立ち、この試合自滅してしまった印象。サーヴ力では明らかにアメリカと差が出てしまっていたようにも感じられた。しかし、まだ若いチーム、第1セットで見せたような集中したプレイをキープ出きれば、間違いなく世界のトップに入ってこれる可能性を秘めている。特に若干18歳のリベロ、ペリー選手には今後注目。イランに続き、日本にとっては非常に手ごわいアジアの強敵だ。

2014年7月16日水曜日

ファイナル6初日

ワールドリーグ、ファイナル6初日の第1試合、ロシア対イラン。結果はフルセット3-2 (18-25, 25-18, 25-21, 35-37, 15-8)大熱戦の末、ロシアが勝利。インターコンチネンタル・ラウンド、強豪ひしめくプールAを勝ち抜いたイランは、素晴らしい粘り強いバレーで昨年のチャンピオン、ロシアを苦しめた。お互い譲らないセットの取り合いで迎えた最終セット、前半リードを許すものの、ロシアは、強烈なサーヴでイランにプレッシャーをかけ逆転。テクニカルタイムアウト明け、ムゼスキー選手のサーヴから5連続得点し、第4セットから途中出場したスピロドノフ選手もこのセット活躍もあり、イランを下した。この試合、イランはオポジットのガフォー選手が30得点、一方ロシアはムゼスキー選手が20得点、パブロフ選手が17得点を上げた。

第2試合、イタリア対アメリカ。結果は3-0 (25-22, 25-21, 26-24)でイタリアの勝利。強烈なサーヴ陣と得点力のあるオポジットを兼ねた両チーム。この試合での力の差は経験あるアウトサイドの機動力だったように感じられた。アメリカはこの試合、これまで好調だったサンダース選手の調子が上がらず、序盤、セットがアンダーソン、ルーニー選手に集中。結果イタリアのブロックに捕まり、特にアンダーソン選手の決定力が上がらなかった。逆にイタリアはバランスよく攻撃を散らし、アメリカに的を絞らせない試合運びで2セットを連取。第3セット、アメリカはオポジットにカーソン選手を投入、アンダーソン選手をアウトサイドへポジション移動。これが成功し、セットをリードする。しかし、22-24のセットポイントとなったところから、ザイツェフ選手が入魂の4連続サーヴィスエース。イタリアにストレート勝利をもたらした。イタリアはザイツエフ選手が21得点、アメリカはアンダーソン選手17得点を上げた。

カジスキー選手、トレンティーノ復帰!

ブルガリアのスター、マテイ・カジスキー選手が、ストーチェフ監督と共に1シーズン振り、イタリア、セリアA1のクラブチーム、トレンティーノに復帰することが決まった。2009年から2012まで世界クラヴ選手権で優勝、イタリア・リーグ、ヨーロッパチャンピオンズリーグでも3度の優勝に輝いたドリーム・チームの復活か?


2014年7月15日火曜日

全日本女子、イェルツィン杯3位決定戦

全日本女子はイェルツィン杯3位決定戦でオランダと戦った。結果は0-3(22-25,14-25,17-25)でオランダの勝利。木村、宮下、石田、新鍋、石井、佐野L、山口選手スタメンで戦った日本であったが、オランダの高いブロックに両サイドが苦しみ、なかなか得点を取れず、接戦ながら第1セットを落とすと、調子の出なかった新鍋選手に変え、内瀬戸選手を起用、その後、ミドルやセッタを入れ替え流れをつかもうとするが、第2、3セットは勢いに乗った若いオランダに全く歯が立たず、ほぼ完敗。課題を残す試合となった。 この結果日本は4位。 優勝はフルセットでロシアを下したブルガリアとなった。

2014年7月12日土曜日

全日本女子、イェルツィン杯セミ・ファイナル

イェルツィン杯セミ・ファイナル、全日本女子は地元のロシアと対戦。結果は2-3(25-20、18-25、27-25、25-27、12-15)でロシアの勝利。全日本のスタメンは木村、江畑OP、中道、山口、新鍋、佐野L、長岡選手。序盤からセンターの山口選手の攻撃が走り、また調子の出ていなかった江畑選手も良く決めた全日本であったが、この試合、木村、新鍋、長岡選手がロシアのブロックそしてディフェンスに苦しんだ。その影響もあり、江畑選手のパイプ攻撃にトスが集中。序盤は決まっていたものの、後半ロシアのブロックに捕まった。またセット後半、肝心なところでミスが目立ち、接戦を勝利することが出来なかった。終始日本のセンター攻撃が機能していたので、この試合、MB1で戦う必要性に正直若干の疑問を感じたが、今回は勝つことより、その完成度を上げるという目的なのではかと思う。しかし、MB1というフォーメーションは、両サイドの決定力が上がらないと戦いにならないということも痛感させられた試合でもあった。一方の若いロシア・チームは昨年に比べ確実にレベルアップした印象。特に2枚リベロのレセプションとディグは素晴らしく、日本のクロスへのアタックはことごとく上げられ、またフェイントにも良く対応できていた。この若いチームに今休んでいるベテラン選手が合流するとロシアは間違いなく今後世界のトップを狙える位置にいると思える試合だった。

オーストラリアがファイナル6へ

ワールドリーグ第2グループ、ファイナル4の決勝は、セミファイナルでベルギーに勝った地元オーストラリアが、フランスを3-2(25-20, 22-25, 25-22, 23-25, 16-14〕で破り優勝。初のファイナル6への進出を決めた。イランに続き、アジアからなんと2チームが決勝ラウンドへ進む快挙!



2014年7月10日木曜日

全日本女子、イェルツィン杯2戦目

イェルツィン杯2戦目、全日本女子はカザフスタンと対戦。 結果は3-0〔25-20,25-22,26-24〕で全日本がストレート勝ち。 初戦控えに回っていた選手中心で戦った全日本(石田、内瀬戸、石井、大野、江畑OP、宮下、筒井L 選手)、ミスも多かったものの、この試合、江畑、石井選手の両エースが良く決め、高さとパワーのあるカザフスタンを押さえた。それにしてもセッターの宮下選手、トスにまだまだブレがあるのが気になるものの、ディフェンスに於けるボールへの反応は素晴らしい。

2014年7月9日水曜日

全日本女子、イェルツィン杯初戦

全日本女子はロシアで行われているイェルツィン杯で初戦ブルガリアと対戦。結果は3-1(30-28,28-30-25-17、27-25)、第3セット以外すべてのセット、タイブレイクに入る接戦の末勝利した。

全日本のスタメンは木村、新鍋、佐野、長岡、中道、江畑、大野選手で、途中、江畑選手と石井選手、中道選手と宮沢選手、大野選手と山口選手を入れ替えながら、この試合戦った。印象としては昨年導入されたMB1のフォーメーションの完成度が上がった感じ。グラチャン時に見られたセンターなれしていない選手周りの接触などなくなり、かなりスムーズにプレイできていたように思う。あとは、センター対角〔この試合の場合長岡選手〕の選手がセンターポジションになるローテーションになった時、どう攻撃に生かせるかではないかと思われる。またセッターがファーストタッチをした場合、リベロではなく両サイドの木村選手と新鍋選手がセットするということが徹底されているように見え、デフェンスからの攻撃がよりスムーズになったように感じられた。気になったのは江畑選手と石井選手。オポジットというポジションながら、この試合決定力に欠けていた。一方のブルガリアはヨーロッパらしい高さとパワーで全日本を苦しめた。昨年に比べサーブレシーブ、ディフェンス力が上がったようで、若いチームということもあり、今後その成長が注目される。 ベルギーと共にヨーロッパの新勢力になりそうだ。


2014年7月8日火曜日

ブルガリア男子代表新監督

ワールドリーグ予選ラウンド最終週の試合を残し退任したブルガリア代表のイタリア人監督、カミリッロ・プラッチ氏の後任は、元ブルガリア代表キャプテン〔2006年世界選手権銅メダル)、その後、トルコそしてロシア、クラブチームの監督として活躍するプラメン・コンスタンティノフ氏になった模様。


2014年7月7日月曜日

ワールドリーグ、ファイナル6日程

ワールドリーグのインターコンチネンタル・ラウンドが終了し、プールAから開催国のイタリア、イラン、ブラジル、そしてプールBからロシアとアメリカがファイナル6へ進出することとなった。 残りの1チームは、オーストラリアで行われる第2グループ、ファイナル4〔オーストラリア、フランス、ベルギー、オランダ)の勝者となる。 以下7月16日から20日までイタリアのフローレンスで行われるファイナル6の日程

POOL A: RUSSIA, IRAN, BRAZIL
POOL B: ITALY, U.S.A., WINNER F4 SYDNEY


July 16 
17:30 Iran vs Russia 
20.30 Italy vs United States 

July 17 
17:30 Russia vs Brazil 
20.30 United States vs Winner F4 Sydney 

July 18 
17:30 Brazil vs Iran
20.30. Winner F4 Sydney vs Italy 

July 19 - Semifinals 
17.30 B-2 pool 1 pool A
20.30 B-2 pool 1 pool A 

July 20 - Finals 
17.30 Final 3rd place 
20.30 Final 1st place







2014年7月4日金曜日

世界選手権全日程

 男子日程



 女子日程


セルビア、ポーランドもファイナル6への望みをつなぐ

予想以上に混戦となっているワールドリーグのプールAとB。今日、セルビアは首位のアメリカをストレートで、またポーランドはイタリアとタイで首位のイランを3-1で破り、ファイナル6への望みをつないだ。 セルビアとアメリカは6日ベオグラードで、ポーランドは明日グダニスクでイランと2戦目を行い、その結果、イタリア、イランに続くファイナル6への進出国が決まる



ブラジル、ファイナル6への望みをつなぐ

イタリアのボローニャで行われたワールドリーグのプールA、ブラジル対イタリアの試合、絶対に負けられなかったブラジルは、3-1 (25-16, 21-25, 25-19, 25-19)でイタリアを下し、ファイナル6への望みをつないだ。負けた、イタリアはエース、ザイツェフ選手が61%の決定率で計30得点。しかしこの試合ではブラジルのセンター攻撃を止めることが出来ず、また得意なサーヴでの得点も少なかった。2戦目は6日ミラノで行われる。